優秀賞

北海道更別農業高等学校 加工分会A

【更別村(さらべつむら)】

はじまりは?

更別村では、かつて「すもも」の木が農家の庭先など身近にあり生活に潤いを与えていましたが、宅地等の広がりによって姿を消してしまいました。その「すもも」を蘇らせようと「すももの里」と呼ばれる果樹園を作り、現在では約800本の「すもも」の木が植えられ、更別村の地域資源として大切に管理されています。私たちは、その「すもも」を活用して特産品を作り、地域の活性化に繋げようと活動を始めました。

主な活動

 平成21年から「北海道専門高校パワーアッププロジェクト推進事業」、平成24年から「北海道専門高校スキルアッププロジェクト推進事業」の指定を受け、更別村特産の「すもも」を食材とした商品開発を行っています。管内大学と連携協定を結び、地元の小麦や乳製品などの農畜産物も有効活用することができる「すもも」を利用したオリジナルパンの開発を始め、商品化・事業化に向けて役場、金融機関、地元パン工房とも連携し共同研究を行いました。「すもも」の収穫や加工も自分たちで行い、大学の指導のもと「すもも」の栄養成分と食品機能性の分析も行いました。試食アンケート調査や専門家のアドバイスで得た改善点などの改良を重ね「スモモ・デ・パティシエール」という「すもも」の酸味をいかした甘酸っぱい菓子パンを商品化することができました。地元小学校の給食として提供したり、地元パン工房で日曜日限定で販売するなど定番商品化に向け活動中です。

ここが自慢

【商品開発から製造、流通までを一貫して学ぶ】

 本校では、他の専門高校や大学の知識・技術を学ぶことができ、幅広い活動が行えます。私たち加工分会Aは、新たにすももや規格外野菜を使った焼きドーナツ「SARADO」(やさい味とすもも味)を管内洋菓子店と提携し、商品化に向け開発中です。こういった活動は、マスコミ等でも取り上げられ経済効果を生みだし、地元食材を使用することで更別村のPRにも繋がり、地域活性化に貢献しています。




DATA

■代表者: 大和田恭平さん/設立:2009年/会員:9名
■連絡先: 河西郡更別村字更別基線95 北海道更別農業高等学校
■電 話: 0155-52-2362
■F A X : 0155-52-2261
■E-mail: sarabetsunougyou@hokkaido-c.ed.jp
■H  P : http://www.sarabetsunougyou.hokkaido-c.ed.jp


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