滝川市江部乙地域の過疎化への強い危機感を背景に、江部乙丘陵地の恵まれた自然や農村風景などの魅力や特徴を再発見し、滝川市内外の人々に「ふるさと江部乙」にこだわった情報を広く発信するために、平成18年に江部乙地域の住民有志5 名で「江部乙丘陵地のファンクラブ」を設立しました。地域の農家と交流するフットパスや、地域の自然観察会、写真展の開催などによる江部乙地域の活性化を目指した活動が始まりました。

平成18年の団体発足当時から、江部乙地域の丘陵地に広がる、黄色く輝く菜の花畑、りんご畑の白い花、丸加高原のコスモス畑の紫の花などに代表される、「江部乙の農村景観」にこだわった様々な取組を地域住民が主体となって活動を行っています。
　毎月開催しているフットパスは、地域の魅力を生かした散策ルート毎に誰でもが参加しやすい工夫をし、旅行会社とタイアップしたコースや、集合・解散場所を道の駅や高速バス停留所にするコースなども設定し、江部乙地域をフィールドにした写真展や植生の継続観察も行っています。
　また、他の活動団体と連携し、江部乙地域のまちづくりに向けた取組を行っており、地域の活性化に大きく貢献しています。

【四季を感じるフットパス】

江部乙地域を愛する人達の集まりで、自然・景観や農業を活かし、フットパスによる地域の活性化を図っています。僅か６年という歳月で会員は70名を超え、当初年間約40名だったフットパス参加者も現在では約200名以上となっています。
　年間を通して四季折々の様々な自然・景観を楽しむことが魅力で、活動が地域に根ざしており、地域のイベントや景観保持活動など、今後の更なる活動の展開が期待されています。